鍼灸 保険 料金表|最新の保険適用額と負担額を徹底解説

2025年06月20日

鍼灸保険料とは?制度の仕組みと対象疾患

鍼灸に保険が使えるってほんと?

「鍼灸って保険きくの?」とよく聞かれるんですが、実は、条件さえ満たしていれば健康保険が使える場合があります。これは、厚生労働省が定めている制度で、医師の同意があれば一定の疾患に限って保険適用が可能になる仕組みなんです。

ただし、自由に誰でも受けられるわけではなく、いくつかの決まりがあります。「肩こりがつらいから保険でお願い」みたいな感じでは通らないんですね。ここがちょっとややこしいところかもしれません。

医師の「同意書」が保険適用のカギ

鍼灸で保険を使うためには、「医師の同意書」が必要になります。これは、鍼灸院が発行する紹介状を持って病院やクリニックに行き、医師に「鍼灸施術が必要です」と記載してもらうものです。これがあることで、保険の適用対象として認められる流れになっています。

ちなみに、病院の先生に断られるケースもゼロではありません。その理由はさまざまで、「薬での改善を優先したい」など、治療方針の違いがあるためです。その場合は、無理せず別の手段を考えるのも一つの方法かもしれません。

また、一度同意書をもらっても、有効期間があり、基本的には6ヶ月ごとに再度医師の判断を仰ぐ必要があると言われています(※引用元:厚生労働省)。

保険適用になる疾患ってどんなもの?

では、どんな症状に対して保険が使えるのでしょうか?以下の6つが代表的な対象疾患とされています。

  • 神経痛(しびれ・痛みが続くケース)
  • リウマチ(関節の痛みや腫れを伴うもの)
  • 五十肩(腕が上がらない、肩に痛みがある状態)
  • 腰痛症(ぎっくり腰や慢性的な腰の不調)
  • 頸腕症候群(首から肩・腕にかけての違和感)
  • 頸椎捻挫後遺症(むち打ちなど)

これらの疾患は「医師による投薬やリハビリでは十分な改善が見られないと判断されたとき」に限り、鍼灸施術が保険適用になるとされています。

ただし、すべての症状が一律に対象というわけではなく、「鍼灸による施術が適している」と医師が判断した場合に限られるという点には注意が必要です。

日常会話のような疑問に応える

「自分の肩こりは神経痛に入るの?」「五十肩って何歳から?」なんて声も聞きますが、実際のところは専門家の判断が大きなカギになってくるんですよね。だからこそ、無理せずまずは相談してみるのがおすすめです。

※引用元:
厚生労働省「あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう療養費の改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187989.html
https://www.kousenchiryouin.com/column/1707/


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最新改定情報:令和6年6月&10月の料金改定ポイント

初検料・施術料の金額が一部見直しへ

2024年(令和6年)6月と10月に行われた鍼灸保険制度の料金改定は、施術を受ける方にも施術者側にも大きな影響が出る内容となっています。「また変わったの?」と思われた方もいるかもしれませんが、実は厚生労働省が定期的に行っている制度の見直しの一環です。

今回の改定では、初検料施術料など、基本的な施術に関わる費用の金額が変更されました。例えば、鍼灸の施術にかかる「1術」の料金は、従来の1,550円から1,610円に引き上げられています。また、「2術」の場合は1,610円から1,670円に変更されたとも言われています(※引用元:厚生労働省)。

この金額はあくまで保険上の基準点数であり、実際の窓口負担額は保険の自己負担割合(1〜3割)によって変動します。たとえば3割負担の方であれば、1術分で約480円台の支払いになる可能性があるとされています。

訪問施術料や特別地域加算の新設も注目ポイント

さらに注目すべき改定として、「訪問による鍼灸施術」に対する訪問施術料が新設されました。これまでも訪問施術は一部で行われていましたが、料金体系として明確に位置づけられたのは今回が初めてだといわれています。

また、過疎地や交通が不便な地域など、いわゆる「特別地域」に該当するエリアでは、施術者の負担を考慮した地域加算も新たに設けられています。これは、都市部と比べて訪問や通院が難しい高齢者が多い地域にとって、非常に意味のある取り組みといえそうです。

「うちは山間部だから来てくれる先生が少ないのよね…」という声にも応えられるような制度だと考えられており、今後さらに活用が進む可能性があるとも指摘されています。

このような改定により、これまで施術を受けづらかった方にも新たな選択肢が広がると期待されているのです。


※引用元:
厚生労働省「あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう療養費の改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187989.html
全日本鍼灸マッサージ師会「施術報酬点数等について」
https://www.zenjukyo.gr.jp


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実際の窓口負担額とは?保険割合別の相場を整理

「保険が使える」とはいえ、いくら払うのか気になる…

「鍼灸って保険がきくんでしょ?でも結局、いくらかかるの?」と気になっている方は多いようです。確かに保険が使えると聞くと、費用負担が軽くなりそうなイメージはありますが、実際の窓口負担額は保険の自己負担割合によって異なります

ここでは、令和6年改定後の料金をもとに、初回と2回目以降の費用感をわかりやすく整理してみました。横浜エリアの鍼灸院や、全国チェーン店の実例を参考にしています。

保険割合別にみる金額の目安(初回・2回目以降)

令和6年の改定により、「鍼灸1術」の施術料は1,610円、「初検料(初めての来院時)」は1,070円とされています(※引用元:厚生労働省)。この2つを合計すると、初回の施術費用は2,680円になります。

ここから、保険の自己負担割合に応じて支払額が決まります。

3割負担のケース

  • 初回:約800円〜850円前後
  • 2回目以降:約480円前後

2割負担のケース

  • 初回:約530円〜560円程度
  • 2回目以降:約320円程度

1割負担のケース

  • 初回:約270円〜280円前後
  • 2回目以降:約160円ほど

もちろん、上記はあくまで目安です。施術の内容が「1術」か「2術」か、あるいは訪問施術かどうかによっても若干の変動があります。また、材料費や衛生管理費が別途必要になる施設もあるため、事前に確認しておくのが安心です。

横浜や全国チェーンの一例を参考に

たとえば、横浜市内のある鍼灸院では、3割負担の方で初回約850円、2回目以降は500円前後という案内がされていました。また、全国展開しているチェーン系の治療院では、保険適用で1割負担の場合、2回目以降は200円を切るところもあるようです。

こうした実例を見ると、意外とリーズナブルに継続できる印象を受けたという声も多いようです。ただし、施設ごとに算定の仕方や保険の取り扱い方針が異なるため、公式サイトや受付で確認しておくことが大切とされています。

※引用元:
厚生労働省「あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう療養費の改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187989.html
https://suzuran-758.com/price/
https://jinentoyo.jp/price/


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保険適用外との違い:自費診療との比較

「保険適用」と「自費診療」の違いって?

鍼灸を検討していると、「保険が使える場合」と「自費診療になる場合」があると聞いたことがあると思います。「何が違うの?料金は?効果も変わるの?」と疑問を持つ方も少なくありません。
実際のところ、適用される制度や料金の考え方が大きく異なるため、それぞれの特徴を知っておくと安心です。

簡単に言うと、保険適用は厚生労働省が認めた特定の症状(神経痛や五十肩など)のみが対象です。医師の同意書も必要になるケースが多いため、少し手続きが必要です。一方、自費診療は自由度が高く、施術内容も広範囲に対応可能なのが特徴だと言われています。

自費治療の相場とメニュー例

自費診療の料金は鍼灸院によって差があるものの、1回あたり3,000円〜10,000円程度が一般的な価格帯とされています(※引用元:さくら鍼灸整骨院、すずらん鍼灸接骨院)。

以下のように、保険では対応できない施術メニューが多数用意されており、利用者のニーズにあわせて選ばれているようです。

1. 訪問鍼灸(在宅ケア)

保険でも訪問施術は可能ですが、自費の訪問鍼灸では時間や施術内容に柔軟性があるため、「細かい相談がしやすい」と感じる方もいるようです。料金は1回4,000円前後〜、交通費込みで案内されている施設もあります。

2. 美容鍼(フェイシャル)

顔のたるみやハリを目的とした美容鍼は、ほぼすべて自費診療扱いとなります。相場は1回5,000円〜8,000円程度。エステ感覚で通う方も多く、「化粧ノリが良くなった気がする」との声もありますが、これはあくまで利用者の感想の域を出ません(引用元:JIN鍼灸セラピスト)。

3. リラクゼーション鍼灸・整体

疲労回復やリフレッシュを目的とした鍼灸や整体も人気のメニューです。60分〜90分のしっかりコースで、6,000円〜10,000円程度の料金設定が多いです。こちらも自費になりますが、「自分へのごほうびとして利用する」という方も見られます。

保険診療と異なり、こうした自費メニューでは施術者が施術計画を自由に設計できるため、個別の要望に細かく対応してもらえるケースもあるとされています。


※引用元:
https://sakura-g-hiyoshi.com/menu/
https://suzuran-758.com/price/
https://keirow.com
https://jin-ac-therapist.jp/menu/


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料金表を選ぶ際のチェックポイント

医師の同意書や保険の取り扱い条件を確認

「鍼灸の料金表って、どれも似てるようでよく分からない…」という声をよく耳にします。でも実は、保険が適用されるかどうかや、その条件によって内容が大きく変わるんです。

まず注目したいのは、医師の同意書が必要かどうかという点。健康保険で鍼灸を受けるためには、原則として医師の診察を受けて、特定の症状に対して同意書を書いてもらう必要があるとされています(引用元:全国鍼灸マッサージ師会)。

また、保険者(健康保険組合や協会けんぽなど)によっても、鍼灸の取り扱いには違いがあることが多く、「Aの保険では適用OKでも、Bの保険ではNGだった」というケースもあるようです。そのため、料金表を見たときには、「保険扱いの可否」や「同意書の有無」が明記されているかをチェックしておくと安心です。

初回と再来、訪問施術や地域加算にも注目

料金表の中で特に分かりづらいのが、「初検料(初回)」「再検料(2回目以降)」の違い。実際、初回の施術は触診や説明を含むため、再診より高めに設定されていることがほとんどです。

たとえば、1術の施術で初回が1,610円、再診が1,570円程度といった違いが見られるようになっています(引用元:厚生労働省:令和6年点数改定資料)。

また、「訪問施術」になるとさらに別の加算が発生します。特別地域加算や往療距離によって変動することもあるので、料金表に“訪問”や“地域加算”の欄があるかを確認しておくと、のちのトラブルを防げるかもしれません。

明細書のチェックは忘れずに

実際に施術を受けたあと、「保険が効くと思っていたのに、請求額が高かった…」と感じる方もいます。こうした誤解を防ぐためにも、レセプト(施術明細)の内容を確認する習慣をつけることが大切だと言われています。

特に、保険が使える内容と使えない施術(自由診療)が混在している場合、内訳が分かりにくいこともあるんですよね。だからこそ、「この金額はどの施術に対してのものか」を聞いておくと、あとから不安を感じずに済みます。


※引用元:
全国鍼灸マッサージ師会|保険の使い方ガイド
https://zenjukyo.gr.jp/guide/
厚生労働省|令和6年6月改定資料(訪問・初検料など)
https://www.mhlw.go.jp/content/000766589.pdf


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